介護保険「高額介護サービス費」
2013.10.05

介護保険「高額介護サービス費」


 介護保険は、原則的に65歳以上の人が介護を必要としたときに、食事や入浴の介助、機能訓練などのサービスを受けられる制度。健康保険にしかお世話になっていない人には分かり辛い。


 1ヵ月に受けられるサービスは、要支援1~2、要介護1~5の合計7区分に分かれており、介護度に応じて4万9700円~35万8300円まで利用できる。これは支給限度のことで利用者は実際に使った介護費用の1割を負担する。充分なサービスを受けたいならサービスは支給限度額を超えても利用可能なわけだが、支給限度額超過分となり実費負担となる。


 ちょっと分かりにくいのが、いったいいくら必要なんだってこと、上記は介護サービス費の話で居住費(病室や施設費)や食費は事情によって金額が異なる。ざっくり言うと介護サービス費(1割負担)と食事・居住費等をプラスしたものが必要となる。サービス費は介護の度合いに応じて限度額が決められ、その1割が実費負担で、限度額を超えれば10割負担ってこと。


 ただし、低所得の人でも必要な介護が受けられるよう、1ヵ月の自己負担額には所得に応じた限度額が設けられており、介護費用が高額になった場合は「高額介護サービス費」から、超過分を払い戻してもらえる。


 たとえば、介護度が要介護5で介護サービスを1ヵ月に35万円分使うと、自己負担は3万5000円。しかし、年金収入が80万円以下で家族全員が住民税非課税の人などは高額介護サービス費の上限額が1万5000円なので、2万円が払い戻される。


介護保険はこんな仕組・・・・・・

2013.10.05 10:44 | 固定リンク | FP

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